石山寺の多宝塔

石山寺の多宝塔 – 優美な日本で最古の多宝塔

寺院の建造物で美しさを感じるのは先ずは円形の造形が含まれている多宝塔である。石山寺の多宝塔はその中でも美しいとされている。国宝に指定されている。

石山寺の多宝塔

多宝塔は平面が方形の初層の上に平面が円形の上層を重ね、四角錐形の屋根を持った二層の供養塔である。

石山寺多宝塔は鎌倉時代の初め建久五年に源頼朝の寄進によって建立された。

多宝塔の内部には、多宝塔の御本尊は仏師快慶作の重要文化財、木造大日如来坐像です。鎌倉時代の作で像の高さが約一メートルあります。

多宝塔の御本尊は仏師快慶作の重要文化財、木造大日如来坐像です。鎌倉時代の作で像の高さが約一メートルあります。

石山寺の地図

住 所:滋賀県大津市石山寺1−1−1

一般に、平面が方形の初層の上に平面が円形の上層を重ね、宝形造(四角錐形)の屋根を有する二層塔婆を「多宝塔」と呼称する。

石山寺多宝塔は鎌倉時代の初め建久五年に建立された。

多宝塔は下層が方形、上層が円形の平面に裳階(もこし)をつけ、宝形造(ほうぎょうづくり)の屋根をのせた二重の塔で、上下左右の広がりがきわめて美しく洗練され、均斉のよくとれた建築です。

石山寺の多宝塔は上重が下重の半分以下に細くせばめてあることと、軒の深い檜皮葺とのコントラストが特に美しいとされています。
この優美で安定感のある多宝塔の内部には、柱や天井の廻りなどの壁面には、仏像や草花などの極彩色の絵が描かれています。多宝塔の御本尊は仏師快慶作の重要文化財、木造大日如来坐像です。鎌倉時代の作で像の高さが約一メートルあります。